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2006年8月21日 (月)

ちゃりで旅をする

Dscn2755 旅をする手段として自転車を使い、人力で必死になって各地を巡っている人は意外と多い。夏の北海道なんかでよく見かけられるのが、いわゆるチャリダーと呼ばれる人種で、旅人の中でも特にマニアックで、かつマゾな連中だ。炎天下で汗だくになってペダルをまわし、車やトラックに遠慮しながら、排気ガスまみれになってノロノロと走っている姿には、感動するよりかは、可哀想に思う人の方が多いだろう。しかし、実は自転車に乗っている本人たちは、そんな時こそ最高の気分で、ちょっとハイになって鼻歌を歌っているものなのだ。

りお太郎が自転車で旅をしようと思いついたのが中学生の時。新潟市から東京までのおよそ300kmを3日間かけて旅したのが最初で(帰りは途中で挫折して、親に迎えて来てもらった)、それ以来懲りずに、毎年一回くらいは自転車で旅をしている。だから、りお太郎も間違いなくチャリダーという変わった人種のひとりなのである。りお太郎がちゃりんこの旅が好きなのは、ガソリンや交通費がかからないから経済的だということも、自転車が地球を汚さないエコな乗り物だからということも大いにあるのだが、自転車のスピードが旅をするスピードとして調度良いと思うからなのである。

新潟駅から東京駅までの移動は新幹線に乗っちゃえば、わずか2時間だ。雑誌なんか読んでいれば気がつくと関東平野にいる。ところが自転車ならば大違い!新潟市を出発し、広大な越後平野を走り、1日中必死にこいでも、湯沢までがやっとたどり着ける距離だ。そしてここからが大変で、新潟と群馬の県境の越後山脈を越えるために三国峠までひたすら登らなくてはならない。苗場のスキー場のあたりまで来るころにはボロボロになって挫折しそうになっている。なんとか持ちこたえて、群馬県に入れたら、今度はカーブが連続する超危険な激坂を車にビビリながら下らなくてはならない。そして、交通量の多い道をひたすら走るのだが、行けども行けども東京は近くならない。コンビニで休憩を入れたりすると、これが癖になって、コンビニがある度に休みたくなってしまう。自転車だと、なんと東京の遠いことか。新幹線で新潟から東京に行くのとでは、まったく距離感が違う。

高い切符代を払って新幹線に乗ってしまうと、途中にある山や川などの景色をいっぱい見逃してしまうが、タダ(無料)の自転車ならばいろんな景色を存分に堪能できる。2時間が3日になれば、その分、旅だからこそ味わえる感動も多くなるし、同じところに行くことの価値がまったく違ってくるのだ。旅人としては、スピードの速い乗り物で、ほとんど何も見ないで慌ただしく各地を移動することはしたくない。新潟~東京間は新幹線で1万円だけど、その同じ費用で3日間かけてちゃりで充実した旅ができる。もちろん泊まりは野宿になるけれど。

Dscn2760 自転車は降りたくなれば、いつでも降りることができる。きれいな景色があればどこでも、足を休めて止まれば良いのだ。車だったら、どこでも気軽には駐車するわけにいかないから、つい立ち寄るのは“道の駅”とかだけになってしまう。あと、ちゃりならば、歩いている人に声をかけられる。だから、あいさつもできるし、がんばっているね、と逆に応援されることなんかもある。旅先で知らない人とふれあう機会があれば旅の楽しさは倍増するものだ。ちゃりならば、そんなチャンスがめぐってくることも多い。

ちなみに、りお太郎はこの8月に紀伊半島を1週間かけて旅しました。また次回にそのちゃりんこの旅のことは紹介します。

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