« いいづなリゾート MTB2時間エンデューロレース | トップページ | 今日のおもしろかったこと? »

2006年11月16日 (木)

あどべんちゃーが人生を変える

I-nac2年次の実習のひとつに“アドベンチャー実習”があります。この実習はりお太郎が担当していて、学生たちは行き先も詳しい活動内容も伝えてもらえないまま出発し、1週間かけて思いっきり冒険的な活動をしてくるという、ちょっと変わった実習です。今年のアドベンチャー実習は11月に行われたのですが、妙高周辺はもう随分寒くて、山はうっすらと白くなっている状態でした。りお太郎が担当の実習ということで、学生たちは当然山に連れていかれるのだろうと思っていたようで、それに山の上はとても寒いだろうということも予想していたようでした。実際、前半は登山をする予定になっており、しかもスッゴク寒い(悪天候)の中での活動することになりました。

Pb073335能生町(現糸魚川市)にある鉾ヶ岳権現岳は標高1,000mちょっとの低い山のわりに、とても険しくて、低くても登り応えのある山だと思います。鉾ヶ岳には金冠と呼ばれるボコンと飛び出た岩場があって、その上を通るルートは高度感あり、滑落の危険ありのヤバイ場所です。さらに鉾ヶ岳と権現岳を結ぶ稜線もバンザイ岩などといった難所があり、鎖、ロープが張りめぐらされていて決して気の抜けないところばかりです。

Pb073343予定ではまず鉾ヶ岳に登り、頂上でビバークしてから、権現岳まで2日間で縦走する予定だったのですが、天候はすこぶる悪く、雨は降る(あられ、みぞれ含む)し、風も強いし、おまけに雷まで鳴り出す始末で、どうにも予定は変更せざるをえない状況になりました。そんな中でもI-nac生たちは黙々と歩き、お互い協力しあいながら、(4~5人のグループで)頂上を目指しました。残念ながらこの天候の中、りお太郎は金冠の手前で全員に“撤退”を申し渡しましたが、ほとんどの学生たちが頂上まで行く気マンマンだったはずです。頂上をあきらめるのを悔しそうにしている学生もいました。下山時、岩場を懸垂下降するところもあり、それで手間取ったので時間がかかり、暗い中をヘッドランプで降りなければなりませんでした。とにかくたいへんだったな~。

Pict0015 登山のあとはMTBによる活動になりました。驚くことに、MTBの出発の朝は登山のときと比べると信じられないくらいの快晴で、ホントに気持ちの良い天気になったのです(そのまま最終日までずっと晴れた)。これは強力な雨男のりお太郎が、登山のときは力を発揮していたが、MTBの引率が武先生(I-nac随一の晴れ男)に変わったからだという意見がみんなから出ました。とりあえず登山のとき晴れなかったことは悔しいですが、りお太郎が雨男なことは全面的に認めます。

Pb083383 MTBでは能生町から海沿いを糸魚川方面に走り、いくつか峠を越えて海川渓谷に行き、そこでキャンプしました。その後にまたひとつ大きな峠を越え、小谷に向かったのですが、こっちの峠は完全に山道でした。ここは舗装もされていないし、自動車が通ることができないし、草ボウボウの上、泥でべちゃべちゃの道です。その細い登山道のような峠には途中自転車を担いで、渡らなくてはならない沢もあり、りお太郎はきっと学生たちがここで大苦戦し、何人か脱落者まで出るだろうと思っていました。

Pict0003 しかし、I-nacの2年生たちは仲間との絆を深めながら、そんなきつい峠もまるで相手にせず、余裕を持って最終キャンプ地の雨飾高原に到着しました。これにはりお太郎は良い意味で期待を裏切られました。たとえMTBであっても、距離にすると150kmほどのアップダウンの多い道やダートの山道を走ることはたいへんなはずです。それを学生たちは楽しみながら見事に全員が越えることができたのでした。

Pb103427_1 アドベンチャー実習の最終日の夜、学生たちが準備したスライドショーを全員で見ながら(車内が映画館のようにセットされた)、今までの学生生活を振り返りました。そこで、この肉体的にも精神的にもつらい実習で得た経験を十分にかみしめることができたと思います。そのスライドショーには入学したばかりの時撮った写真も含まれていたのですが、みんなが確実に成長していることも実感できました。

Pb100042 たとえ小さな冒険でも、その経験が人生を変えることはよくあることだと思います。冒険は自分自身を見つめる良い機会を与えてくれます。そして、一緒にいる仲間との関係を深めることができたり、普段感じることのできなかった仲間の良い部分(悪い部分もだけど)も見え、信頼関係が生まれることによってお互いを成長させてくれるのです。何よりも、一生懸命に力の限り活動している時は、無心で、あとになってから思い出深い時間にもなります。充実した時間をより多く持つことができれば、それによって人生に対して満足感も増すに違いありません。

りお太郎はこの実習で、どんなにきつい行程の中でも学生たちから笑顔を見ることができたことが嬉しかったし、仲間と一緒にがんばっている姿が、なんだかとても羨ましかったです。

|

« いいづなリゾート MTB2時間エンデューロレース | トップページ | 今日のおもしろかったこと? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« いいづなリゾート MTB2時間エンデューロレース | トップページ | 今日のおもしろかったこと? »