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2007年4月 5日 (木)

アメリカ視察 ⑤

I-nacのアメリカ研修で訪問する国立公園、またバックパッキングを行うフィールドがどんなところか紹介しようと思う。

アメリカ研修は参加する学生がまだ確定していないので、バックパッキングルートに関しては、まだ未定でいる。だけどもこのエリアには、アメリカを代表する4つの渓谷があるので、そこが研修の活動フィールドになることは間違いない。その4つとは、グランドキャニオン、ザイオン、ブライスキャニオン、バックスキンガルチ・パリアキャニオンである。

Grandcanyon_labanグランドキャニオンの規模は、アメリカで最大どころか世界最大級と言える。国立公園に指定されているエリア内で渓谷の最も深いところが1,600mあるというのもすごいが、4,000万年の月日をかけてコロラド川によって侵食された大渓谷は、公園の端から端までは500kmという途方もない広さだ。(グランドキャニオンについては2月のブログ参照)

The_three_patriarchs_in_zion_canyonザイオンはユタ州を代表する国立公園であり、ここへのビジターは赤い砂岩に囲まれたザイオン渓谷の美しさに息を呑むことになるだろう。公園内には魅力的なトレイルがたくさんあり、高度感あふれる鎖場だらけの難しいルートや、両側を高い岸壁にはさまれた細い渓谷のルートなど、ザイオンでの活動には飽きがくることがない。

Bryce_canyon_hoodoos_amphitheater_panoraブライスキャニオン国立公園には、絶対に日本では見られない景色がある。日本人の想像力をはるかに越える景観は、神様が創造したものとしか思えない。実際のところ、雨や雪による侵食、風化といったいろいろな自然の持つ要素によって作り出された針の山のような渓谷なのだが、深く知れば知るほど、サプライズがあるのがブライスだと思う。

Paria_ut5バックスキンガルチは国立公園に指定されているわけではなく、上の3つの渓谷と違い、自然の好きなアメリカ人なら誰でも知っているような場所ではない。しかし、この渓谷が“世界で最も狭くて、長い渓谷”なのである。バックスキンガルチとパリアキャニオンはつながっていて、何日間かかけて続けて歩くと、まるでタンスと壁のあいだの隙間のような場所を、こびとになって探検しているような感覚を味わうことができる。途中に古代インディアンの壁画があったりしてびっくりさせられる。

日本を代表する渓谷には黒部峡谷や三重の大杉峡谷などがあり、新潟県だと清津峡というすばらしい渓谷がある。中でもスケールの大きさで言えば黒部峡谷は群を抜いており、奥鐘釣山西壁、黒部別山東壁、丸山東壁といった高低差500mを越える大岩壁もある。しかし、グランドキャニオンは当然だが、ザイオンやパリアキャニオンにも、それ以上の高さの岩壁があたり前のように立ち並んでいる。アメリカ西部が乾燥していること、また降水量が少ないのが幸いし、今でも地層がしっかり残っている為、何万年前の地質を目のあたりにすることができることも、アリゾナ・ユタにある渓谷の大きな魅力である。

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