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2007年5月10日 (木)

あぁ恐るべし。妙義山

妙義山は群馬県の東部、長野県との県境に近いところにある。そのギザギザの山容を見ると、いったいどこを登れるのかが分からないくらい険しい山だ。実際のところ、妙義の主要な稜線上にはだいたいルートがあり、表妙義、裏妙義の両方に鎖やロープ、梯子などが連続するハードな登山道がたくさん存在している。しかし、その中には崩壊してしまい入山禁止になっているところもあるし、たとえガイドブックで紹介されている正規のルートであっても、ロープを使って安全確保する技術があり懸垂下降などに慣れていないと、たいへんな目に遭うことになる。

I-nacの山岳部は2泊3日の行程で、妙義をたっぷり満喫する計画を立てた。事前のミーティングで学生が出してきた予定を見て、りお太郎は少しばかり驚かされた。なぜならば、表妙義と裏妙義のほとんど全部を走破するという欲張った計画だったからだ。しかも、幕営する道具をすべて担いで難所を越えなくてはならないので、過酷な行動を強いられることも容易に予想できた。

Img_0048 さて、初日は出発してすぐにルートを間違えてしまったことで、時間を大きくロスしてしまい、目的キャンプ地に着いた時は真っ暗闇になっていた。表妙義を代表する難所“鷹戻し”を重いザックを背負って越えるのにも、かなり時間を要した。それでも無事に行程を終え、大砲岩などの名所までたどり着いた時は、みんな満足感でいっぱいになった。そして、夕飯のカレーも最高においしかった。

Img_01062日目も晴天で、1日目よりザックは軽くなり、意外と好調に鎖場などの難所をクリアしていくことができた。それでも徐々に疲れが出てきて、表妙義の主峰“相馬岳”を越え、下降がはじまった頃には随分とゆっくりなペースになった。この日はとにかく暑くて、風が当たらないような場所では蒸し暑くて苦しいくらいだった。陽があたる場所では休んでなんかいられない。風通しの良い日陰を選んで休憩をとっていたが、りお太郎を含め何人かは水分をすべて使い果たしてしまったのだった。

表妙義の稜線から下山するルートは、それほど困難というわけではないが、長い鎖の後あとは歩くだけと油断していると大間違いで、浮石の多い危なっかしいところがずっと続く。そしてここでハプニングが起こった。MEGがガレ場で足をとられ、お尻からしりもちを強くついたのだ。りお太郎はその現場を見てはいなかったが、相当痛そうなことになっていた。それでもMEGは大丈夫だと言って、元気に下山したのだが、あとになってから尾骶骨を骨折していたことが判明した。もっと大きな事故にならなかったことは幸いだったが、よくあの時、MEGは笑顔でがんばれたと、りお太郎は感心している。

3日目は天候が崩れてしまい、裏妙義の方の予定は中止にすることにした。りお太郎としては2日間の厳しい行程が終わった後、下山口にある国民宿舎のお風呂に入り、夕飯には学生たちが作ったお好み焼き、チジミ、もんじゃ焼きのトリプルメニューを腹いっぱい食べたことで十分満足することができた。

Img_0200P5010153I-nac山岳部は岩登りが好きな新入生が入部し、とても盛り上がっている。ひょっとしたら、次回の山行も岩登りが入ったきつい登山になるかもしれない。

撮影:いっと & つっちぃ

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コメント

懸垂下降の写真は多分つっちーです。
フレアがいい感じです。

投稿: いとぅ | 2007年5月12日 (土) 10時36分

お久しぶりです。
写真を見ていたら、2年前に一緒に行った山を思い出しますね。
最近はイタリアのトレティノやベネチィアの(スロベニア)国境付近の
山に仕事で行くことが多かったのですが、(ボトルを渡し)標高も1700Mぐらいの場所ではまだ雪がちらほら見えていました。山の景色は最高でした。イタリアに来て感じるのは自然の多いことです。日本で言ううと新潟県が全国にあるような感じです。暇があれば山登りもしたいと思った今日この頃です。

投稿: 杉原 卓磨 | 2007年5月16日 (水) 15時03分

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