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2007年11月 5日 (月)

アウトワードバウンド①

アドベンチャー実習の後半にY山を登った。この山は登山規制によって長い間ほっとかれていたところなので、登山道はまるで廃道のようであり、藪に覆われていたりする。実習では、N岳のときと同様に、4チームに分かれて頂上を目指したが、Y山独特の地形と正確でない目印によってルートを誤り、最終的に登頂をあきらめなくてはならない学生がでてしまった。最後尾だったチームは他の3チームが登頂して、自分たちだけ頂上を諦めてしまうことはどうしてもしたくなかったようで、元気なメンバーだけで最後追い込み頂上を踏んだ。しかし、メンバー全員で登頂することが叶わなかったことで満足感はなく、逆に残念な気持ちばかりが残ったようだった。

ここで、りお太郎が思ったことは、スムーズに頂上まで登れちゃうより、最後のチームのような経験ができた方が何倍も価値があるということだ。仲間と一緒の登山では、楽しくて心地良いことばかりではない。登山の中で仲間の気持ちになって考えたり、自分自身の感情と向かい合ったりすることは、とても意義がある。りお太郎自身が、ずっとひとりで登山をやっていたこともあって、このような仲間と一緒だった場面のことは鮮明に、また大きな意義のある経験として、思い出深いものになっている。

204814コロラド・アウトワードバウンド・スクールで、40日間のプログラムを受講したときのことを紹介する。大学の単位として認可され、長期にわたってたくさんの山に登ることができることが、とにかく魅力的だったので、そのプログラムのねらいが何であるかとか、何が試されるのかとか、全く何も考えずに参加したのである。当時りお太郎は、コロラドの主たる山すべてを登ろうとしていたが、アクセスが極端に悪く、ひとつのピークを登るのに1週間以上を費やさなければならないというコロラドの秘境、サン・ワン山脈だけにはあまり踏み込めずにいた。アウトワードバウンドでは、そのサン・ワンに40日間入ったきり、一度も山から下りずに山を登りまくるという内容だったから、詳細はともかく、りお太郎は燃えていた。実際にその中で、登りたかった山をたくさん登ることができた。しかし、この40日間では、頂上をいくつ登ったということなど“どうでもよい”と思えるほど素晴らしい経験ができたし、毎日のように新しい発見があったのである。60198 (つづく)

サン・ワン山脈のウインダム・ピーク、サンライト・ピーク

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