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2008年4月 1日 (火)

ブエナ・ビスタ(良い景色)という名前の町

学生と一緒に八ヶ岳に行ってきた。冬のバリエーションルートのひとつである阿弥陀岳北稜の登攀をリベンジするためだったが、りお太郎はまたしても登れずじまいに終わった。天候が悪い中でも、学生ふたりは無事登頂したが、りお太郎は体調が悪かったので断念せざるをえなかった。阿弥陀岳の下にある行者小屋のトイレで、もがき苦しみ、熱っぽい体でフラつきながら下山した。山で風邪気味、しかも下痢となってしまえばもう成す術が無い。

さて、汚い話はやめにして、また海外のお気に入りの場所をひとつ紹介することにする。アメリカのコロラド州にブエナ・ビスタという町がある。スペイン語で“良い(気持ちの良い、楽しい)景色”という意味で、ロッキー山脈のド真ん中にあり、4,000mを越えるピークの麓にある、ホントに景色の良い町である。

最近、りお太郎が洋書のガイドブックを見たり、インターネットで情報収集しているとき、たまたまこのブエナ・ビスタの名前がつづけて出てきた。それは、新しいクライミングエリアということで紹介されていたのと、2005年度にアメリカ人が選んだ最も素晴らしい町“New American Dream Town”に選出されたというものだった。りお太郎はブエナ・ビスタから1時間とかからないところに2年間住んでいたことがあるので、この町のことなら良く知っているつもりだ。

1713 まず、コロラドの山岳地域にあって、標高が2,400mなのに、ブエナ・ビスタは比較的温暖な気候である。日本海側の新潟より、信州の方、たとえば佐久や軽井沢などは雪も少なく晴天率が高いように、ブエナ・ビスタ周辺でも、山の反対側は雪が降っているのに、町がある大きな谷の方は晴れていることが多い。この町は現在、アウトドアを中心とした観光業が発達しているが、もともとは鉱山のよって栄えた。気候が良いだけでなく、治安が良くて、物価も都市よりは安いから、住みやすい町に違いない。しかし、あらためて人口を調べてみると、2000年のデータでたった2,200人ということだった。

町の中心を流れるアーカンソー川でのラフティングとカヤックは有名だし、近隣の川と湖はフライフィッシング・バスフィッシングのフィールドになっている。マウンテンバイク、オフロード車のためのトレイルは無限にあり、そしてなによりもサワッチ山脈というロッキー山脈の中で、最も標高の高い峰々がすぐ目の前にに広がっているのである。登山やバックパッキングを行う基点として、ブエナ・ビスタの町は最高の環境にあるのだ。さらにクライミング・ボルダリングのエリアが開拓され始めているようなので、もうこれ以上ないくらいのアウトドア天国になっているに違いない。

22093 りお太郎が大学在学中、野外活動系の授業でブエナ・ビスタを訪問する機会はけっこう多くて、特にアーカンソー・リバーは初めてカヤックで下った川として思い出深い。しかし、りお太郎はやはり山が一番好きだった。(もちろん今も変わらず好きですよ)ブエナ・ビスタ周辺の4,000m峰は、本格的に登山をはじめてまだ間もない頃に挑んだ山々なのである。けっこう無茶をした場所でもあり、厳冬期なのに単独行でいくつかのピークを登頂していて、ハラハラした記憶とともに、スゴく思い入れがある。

そんな山の思い出を次回紹介します。

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